MIWA AH(廃盤)から、代替品MIWA ADに加工交換

自動施錠 MIWA AH (廃盤)

電気ストライク(受け) MIWA AS
「電気錠のサムターンが回りにくく、グラグラになっている」と交換依頼です。
お伺いすると、自動施錠の本締り錠MIWA AHと、電気ストライクMIWA ASの組み合わせが付いていました。
確かに仰ったようにサムターンの芯はヘロヘロ、錠前自体の動きはギスギスになっています。
築35年とのことで、よく長持ちした方だと思います。

ADの方が奥行・高さともに少し大きい
この旧AHは平成18年に廃盤になり、以降はメンテナンス品として部品単位では出ていますが、
全体交換のため、現行品のMIWA ADS-1に交換しました。
フロントサイズは同じですが、ケースのサイズやシリンダーの位置が微妙に違います。
シリンダーの位置が図面で5mm違うので、穴が隠れるかどうかがネックです。

加工前

加工後
そのまま取り付けてみると、シリンダーの淵から元の穴が2mm程見えてしまいました。
隠しパネルで隠す方法もアリですが、取って付けた様になるのも不恰好なので、
扉側を加工し錠前の位置をずらすことにしました。


どうでしょう、きれいに収まりまりました。
受け側が電気ストライクだということもあり、あまり位置を変えられませんが、
3mm程錠前位置を上げました。
すべて取り付け、動作を確認します。
双方とも動作バッチリです。
この段階で気付いたんですが、
旧AHは片手でキーまたはサムターンを回し、もう片方の手でドアノブを持ってドアを開けなければならなかったのですが、
新ADはキーまたはサムターンを回すとラッチは引っ込んだ状態を維持するラッチホールド機能がありますので、片手だけでドアを開錠・開扉できます。
これがまたお客様に好評いただきました。
作業時間約1時間でした。
ありがとうございました。
