非常開錠装置付き電気錠MIWA AMREH(廃盤)から MIWA AUREPへ交換

電気錠が正常に作動しないとのご依頼で、医療施設へお伺いしました。
診断する機械の結果、制御盤は正常。電気錠が壊れています。
付いてる錠前はMIWA製 AMREH型、調べると2010年3月廃止品ですって。
病院なので、非常開錠装置も付いています。
一瞬「大加工?!」と頭をよぎります。
けど幸い後継機種が出ていました。
MIWA AUT(A) AUR(A)型のEP(非常開錠装置)タイプです。
これは1つの錠前の設定スイッチの切り替えで、旧型の4種類の錠前の機能を切り替えられるとの優れものです。

旧型を外し、現行型と見比べると微妙に違います。
サイズはほぼ一致。


旧型がデッドロッキングラッチ(ラッチ兼カンヌキ)と閉扉を感知するトリガーが出ているのに対し、
現行型はデッドボルト(カンヌキ)のみです。閉扉はマグネットセンサーが感知します。
開いている時は出っ張りなし。


非常開錠装置の部分のみ穴追加加工をしました。


室内側は見た目の変化なし。
機能設定スイッチを非常開付通電時施錠型に変更して動作チェックします。
今まで通りの使い方で正常動作しました。